ど~も、おはこんばんちは ホリデーです。
今回は材料のことについて「かなりざっくり」とした話。
まずは下の写真を見てください。
火を入れて使い続けた後のFb.ストーブ。
こちらも使い続けた後の下町ロケスト3WAY。
両方ともステンレス製品です。
でも火を入れた後は上の写真のように茶色っぽく変色します。
こんなふうに変色することはアウトドア用品を使うことが多い人には
当たり前のことで、特になんとも思わないでしょう。
初めての方はせっかくステンレス製なのに汚くなったよ~って
思う方も中にはいらっしゃるかも。
鉄にしろ、ステンレス、アルミ、チタンでも火を使えば変色はします。
いわゆる酸化ってやつですね。
酸化って錆?
ステンレスなのに?
まぁ大きく分けるとそうなんですけど、一般に思い浮かべる錆までにはなっていません。
酸化被膜といってステンレスの特徴の錆びにくい特徴が弱くなっている過程です。
だからそのまま放置とかしていればステンレスでも表面に錆が浮いてくることもあります。
なので使った後はなるべくきれいに掃除をするのが長持ちさせる一番の方法です。
(ただ変色だけは防げません)
ステンレスは鉄に比べると錆びにくい素材です。
かなりざっくりと言いますよ。
ステンレスは表面に薄いバリヤーがはられています。
(鉄は何もないので酸化しやすい。)
このバリヤーで通常の状態(加熱とかしない)のとき酸化しないように守っています。
例えば、よく屋外でみられる階段の手すりとか、柵とかステンレス製はほとんど錆びていません。
こればステンレス表面のバリヤーによるものです。
ステンレスでも錆びている場合があります。
どのような場合か?
それはステンレスの表面上に付着物(いわゆる汚れ)があってそのままにしている場合です。
水滴も含まれます。
付着物がある場合、そこの部分にバリヤーが張れなくなり錆びてしまうんです。
傷の場合はどうなのか?
傷がついても付着物をふき取るなり、取り除けば傷の上にバリヤーが張られます。
材料の表面をきれいにすることが一番重要です。
表面の傷にこだわらなければ金だわしのようなものでゴシゴシとやっても
ステンレスの性質が痛むことはありません。
ですので、ステンレスで表面が少し錆びてしまったって場合でも
金だわしやワイヤーブラシなどでこすると
表面の錆びは落ちてある程度きれいになります。
表面さえきれいにしておけば
ステンレスは錆びにくい状態を保ってくれます。
ステンレスと鉄はどっちがいいんですか?
って問い合わせもあったことありますが
どっちも使い方によるので優劣はありません。
一般的にステンレス>鉄みたいなイメージがあるみたいですが。
熱伝導は鉄、アルミ、銅のほうが良いです。
だから鍋とかは本当は上記の物のほうが向いています。
(アルミや銅は柔らかいので表面に傷がつきやすい)
ステンレス製品を扱うで鉄に勝る部分は材料、製品を保管するときに
錆びにくいので製造者、使用者にとっては管理が楽なんです。
鉄だと油を塗っておいたりしなければ、普通の状態でも湿気とかで錆びてしまうし
塗った油があるため加工の時、使うときがちょっと面倒。
(めっちゃ手が汚れるし…)
…とまぁ
長々と書いてしまいましたが
ざっくりと言えば
ステンレスはそういう金属です。
初めて買う方や、メンテナンスの参考になれば幸いです。